プレスリリース

不正ログイン検知サービスを提供する株式会社カウリス、一般社団法人Fintech協会の代表理事副会長の鬼頭 武嗣が取締役に就任

2022年7月19日
株式会社カウリス

不正ログイン検知サービスを提供する株式会社カウリス(本社:東京都千代田区、代表取締役:島津 敦好、以下カウリス)は、一般社団法人Fintech協会の代表理事副会長であり、内閣府新技術等効果評価委員会委員の鬼頭 武嗣が取締役に就任したことを本日お知らせいたします。

■就任の背景
当社は不正ログイン検知サービス「FraudAlert(フロードアラート)」の提供を通じて、FATF(Financial Action Task Force)によるマネーローンダリング・テロ資金供与等対策が求められる銀行、証券会社、クレジットカード事業者、暗号資産交換業者などの企業が提供するWebサイト・アプリのモニタリングを行い、顧客の口座をなりすましや不正送金などの金融犯罪から守る支援をしております。

近年の金融犯罪は、不正アクセスが行われた1つの口座だけで完結するのではなく、異なる銀行やクレジットカード事業者、暗号資産交換業者などの複数の口座にまたがって行われるため、単独の金融機関の対策だけでは解決ができないようになってきています。

そこで、カウリスでは「FraudAlert」を通じて得られた不正端末・口座情報などを金融機関間で共有・連携するだけでなく、金融庁や警察庁、経済産業省などの金融犯罪対策を行う行政機関とも連携し、広く金融業界が新たな犯罪手口に対応できるよう事業を展開しております。

この度、取締役として就任した鬼頭は、一般社団法人Fintech協会の代表理事副会長として国際連携を統括している他、内閣府新技術等効果評価委員会委員として規制のサンドボックス制度の下で実証プロジェクトの認定や、そこで得られた情報・データを用いて規制の見直しを行う立場でした。

カウリスとして、これまで以上に各行政機関との連携を進め、関連する法令等の策定・アップデートも支援しながら国内の金融犯罪対策を進めるのはもちろん、プロダクトのグローバル展開においても鬼頭が持つコネクションを活用し、更なる発展を目指します。

■鬼頭 武嗣から取締役就任のコメント
規制のサンドボックス制度の委員等を通じて得られた経験や、世界各国の政府・金融規制当局等とのリレーションを活かして、カウリスの成長を加速させていきつつ、日本の金融犯罪対策の底上げにも貢献できることを非常に楽しみにしております。

また、金融機関等による金融犯罪対策(Regtech)と、これらの監督を行う行政機関による金融犯罪対策(Suptech)は表裏一体のため、金融機関だけでなく行政機関における金融犯罪対策ソリューションの開発・実装についても積極的に支援していければと考えています。

更には、カウリスが有する不正端末・口座等の情報は、グローバルの金融犯罪・テロリズム対策にも不可欠である一方で、国際的に非常に取り扱いが難しい類のデータであるため、こうしたデータをクロスボーダーで共有する枠組みの設計にも事業を通じて関わっていければと思います。

■当社代表取締役の島津 敦好からのメッセージ
今回、Fintech企業創業者であり、Fintech協会の代表理事副会長でもあり、内閣府新技術等効果評価委員会委員の立場もある鬼頭氏に参画いただき大変喜ばしく思います。法規制、海外のFintech、データビジネス、政府とのリレーションなど、非常に多様な知見やご経験があることが当社の成長に大きな貢献をするものと期待しております。

■株式会社カウリスについて
不正ログイン検知サービス「FraudAlert」を提供しています。FATFによるマネーローンダリング・テロ資金供与等対策を求められる銀行、証券会社、クレジットカード事業者、暗号資産交換業者などの金融機関、通信キャリア等に広く採用いただいています。月間約3億件に及ぶログインや申込・口座開設をモニタリングしており、アクセスに関するユーザーの全ログを保存しています。200を超える独自のパラメータから不正を検知し、金融庁の定める「疑わしい取引」を多数検知してきた実績を有します。また、国内で不正に用いられたデバイス情報のデータベースを有し、過去に他社で不正利用に使われた端末や悪意のあるアクセスを、業界をまたいで捕捉することが可能です。

 

【本リリースに関するお問い合わせ先】
株式会社カウリス  神藏(かみくら)
Mail:pr@caulis.co.jp Tel:03-4577-6567